「好き」と「必要に迫られ」のバランス

 

「うちの子はゲームの技の名前やパスワードはすぐに覚えるのに、学校で習う漢字も算数の公式はなかなか覚えない」

世の親御さんのお子さんに対する悩みのひとつです。思えば筆者も、アニメや漫画の世界観や用語はすぐに覚えられても、学校の勉強の内容は中々覚えられませんでした。

ではなぜ、アニメや漫画の世界観や用語がすぐに覚えられたのか。今振り返ってみると、理由は2つあったように思えます。

・その漫画やアニメが好き

・世界観や用語を覚えなければ、ストーリーについていけない

という理由です。

「好き」であるという理由と、「世界観や用語を覚えなければならない」という必要に迫られたという理由があったのだと思います。

親御さんは、「うちの子はゲームの技の名前やパスワードはすぐに覚えるのに、学校で習う漢字も算数の公式はなかなか覚えない」と言いますが、お子さんにしてみればゲームが好きで、ゲームを進めるために、技の名前やパスワードを覚える必要性に迫られて覚えているだけではないのでしょうか。

言い方を変えると、学校の勉強に関しては、お子さんは「好き」も「必要性」も感じていないのかもしれません。

このことを考えると、勉強は「好き」から入ることが一番学べるのかもしれません。どんなに好きなことでも、それを行っていけば、知らないことや学ばなければならないことが出てきます。そのときに必要に迫られて、漢字や公式を覚えていくのではないのでしょうか。

もしお子さんに勉強をしてほしかったら、勉強がお子さんの好きなこと(これはそれぞれですが)に役立つことがあることや必要なことを教えたり、勉強が楽しいと思える状況を作ることがコツなのかもしれません。

ブログランキング・にほんブログ村へ
local_offerevent_note 2021年1月8日