テレビ番組に観た面白さ

筆者の家では、毎週観ている番組があります。出演者の方が様々な分野(芸術関連が多いです)に挑戦して、プロの方に才能の有無を査定してもらうという内容の番組です。

どの査定も挑戦する出演者の方々はキャリアや年齢、学歴が多種多様ですが忖度は一切ありません。大女優の方も大御所タレントの方も才能がなければバッサリと切られます。それでも嫌味や失礼さが一切感じられない部分がこの番組の一番の長所です。

この番組の中でも人気のコーナーが俳句の才能査定です。筆者は俳句について詳しくは分かりませんが番組を観ている限りでは、「情景を分かりやすく具体的に」、「情報は季語を含めて3つまで」というのが俳句を作るうえでのポイントのようです。

この俳句のコーナーを観ているとおもしろいことに気付きました。世間的に高学歴と言われる方ほど才能がないと判定され、逆にお世辞にも学歴が良いとはいえない方ほど才能があると判定されることが多いということです。

もちろんそうでない場合もありますし、学歴に関係なく最初は才能がないと言われても回を重ねるごとに上達していき、才能があると判定される方もいらっしゃいます。

このような番組を観ると「学歴が全てを決めるわけじゃないんだ」ということを感じます。社会で有利になるために身につけた高い学歴がマイナスに転じたり、高学歴でないことが幸いするのはなんとも皮肉な話だと思います。

高い学歴を身につけるために努力することは否定しませんが、マイナスからスタートするほうが良いこともあるのかもしれません。

いずれにしろ、学歴に関係なく日々学び続けることが自身にとって大切であることは間違いないと思います。

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local_offerevent_note 2022年1月11日