今回ご紹介したいのは、発達障がい、自閉症スペクトラム障がいの一種であるアスペルガー症候群を持つ
絵本作家の西出弥加(にしで・さやか)さんの作品です。
まず絵本を手に取って目にはいってくるのは、
かわいくて柔らかい絵のタッチ。
とても心がほっこりし、癒されます。
その内容は大人と子供が一緒に楽しめる絵本です。
絵本に出てくるのはオオカミさんとウサギさん。
でもオオカミとウサギは捕食の関係。
ふたりは仲良く暮らしているけれど、
オオカミさんはウサギさんを食べるために仲良くしているのでしょうか・・・?
信じることへの葛藤は普段の人間関係や生活にもあてはまり、とても身近にある問題。
そんなテーマの先にあるのは信じることと愛。
種族と性別を超えて愛しあう大切さ、信じることの大切さを教えてくれる絵本です。
ポストカードも温かみがあってとってもかわいいです。
著者について
西出弥加(にしで・さやか)
絵本作家/グラフィックデザイナー
1歳のときから色鉛筆で絵を描き始める。
20歳のとき、mixiに投稿したイラストがきっかけで絵本やイラストの仕事を始める。
2014年に『げんきくん、食べちゃうの?』を出版、絵本作家デビュー。