地域の障害者支援センター、相談窓口の利用のすすめ

この記事では、地域に根付いた障害者向けの相談、支援機関について、筆者が利用してみた体験を元に紹介しています。

一口に障害者支援機関といっても様々な形態がありますが、基本的に、障害による何らかの生きづらさを抱えている人を幅広く対象として相談を受け付け、カウンセリングや必要な情報の提供、福祉サービスの利用紹介等、さまざまなサービスが行われています。

自治体管轄の支援センターでは、基本的に無料でサービスを利用することができ、利用者それぞれの状態に応じた支援を受けることができます。

実際に利用してみて

筆者は高校生の頃に鬱病を発症し、その後大学を中退。いくつかのバイトを経験したもののどれも長続きはせず、いつからかいわゆる空白の期間が長く続いていました。このままではいけないという思いはありつつも、どうしても行動に移せずにいた時に、通っている心療内科の先生から発達障害者支援センターの利用を勧められました。

これまでそういった施設を利用したことはなく、発達障害という明確な診断もまだもらっていなかったため、当初はかなりためらいがありました。しかし、意を決して訪問した初めての面談で、支援員の方が本当に親身になって話を聞いてくださり、これまでの胸のつかえが少し取れた、そんな感覚を抱いたのを今もはっきりと覚えています。

その後、無理のない範囲で定期的に面談をしてもらい、半年以上経った今もそれは続いています。最初はゆっくりと自分の今までの経験や暮らしについての話を聞いてもらい、徐々に現在の生活、そしてこれからどう生きていきたいか、という話に移っていきました。

今後についての具体的な展望がなかなか見えない中で、派生した自立訓練生活事業所や就労支援事業所等の紹介を受け、いくつかの施設を体験させてもらい、少しずつですが、これから先のイメージが浮かぶようになってきました。まだまだ模索段階であり、今後うまくやっていけるかはわかりませんが、相談に来る前に比べれば、明らかに気持ちややる気が上向いているのを感じています。

頼れる場所を探すということ

ここまで書いたことはあくまで筆者個人の体験や感想であり、それぞれの機関や利用者の状態により、受けられるサービスや受ける印象も変わってくるかと思います。ただ、自分だけでは解決できない悩みや苦しさがある時に、利用できる場所はたくさんあるということは知っていてほしいと思います。

自分の環境を変えたい、と思ったときは、ぜひ頼れる場所を探してみて下さい。

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local_offerevent_note 2018年12月28日