12月に入り、クリスマスや年末年始が近づいています。日本では、クリスマスにケーキを食べたりプレゼントを交換したりします。世界では、どのようにしてクリスマスを過ごすのでしょうか。今回は、世界のクリスマスの過ごし方を掲載したいと思います。
〇アメリカ
クリスマスは、家族で過ごすことが一般的です。毎年11月の第4木曜日感謝祭が終わると街はクリスマスモード一色になります。ニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスツリーと、ツリーをバックにアイススケートを楽しむ人々がアメリカの冬の風物詩です。ちなみに、感謝祭の翌日、11月の第4金曜日は、アメリカでは「ブラック・フライデー」です。一般的にクリスマス商戦の始まりであり、お店が黒字になるためこの呼び名が付きました。テレビなどで見たことある方もいらっしゃるかもしれませんが、かなりお店が混雑するようです。
〇ロックフェラーセンターのクリスマスツリー
【画像引用 travel with ニューヨークで過ごすクリスマスのおすすめスポット 】
〇ドイツ
どの街でも、クリスマスの準備期間(クリスマスの4週間前)からクリスマスイブまで、クリスマスマーケットが開かれることで有名です。中でもニュルンベルク、シュツットガルト、ドレスデンは三大マーケットとして有名です。それぞれ、「世界一有名なニュルンベルク」、「世界最大のシュトゥットガルト」、「世界最古のドレスデン」という別称で知られています。質実剛健なイメージがあるドイツですが、クリスマスは別のようです。
〇世界最大のクリスマスマーケットのシュトゥットガルト
〇世界最古のクリスマスマーケットのドレスデン
〇世界一有名なクリスマスマーケットのニュルンベルク
【画像引用 エイチ・アイ・エス クリスマスマーケット特集 ドイツ三大マーケット】
〇ギリシア
ギリシアはギリシア正教会の国です。ギリシア正教会では、大きなイベントの40日前から断食をする習慣があります。断食をしない人でも、質素な食事を心がけます。クリスマスになるとごちそうが解禁されます。メロマカロナとクラビエデスと呼ばれるクッキーが、クリスマスの定番のお菓子です。断食や質素な食事で準備をするなど、ストイックな面があるクリスマスを過ごすようです。
〇左の白いクッキーがクラビエデスで、右隣がメロマカロナです。
【画像引用 阪急交通社 ホリデーシーズンのお菓子と新年の縁起物】
〇ブラジル
南半球にあるブラジルは、クリスマスの時期は真夏です。リオのカーニバルに負けないくらい、街は華やかになります。リオ市内のロドリゴ・デ・フレイタス湖には、ギネス記録にも認定された、「ブラデスコ・セグロス・クリスマスツリー」が浮かびます。イブの日には七面鳥やチキンの丸焼き、イタリア発祥のケーキであるパネトーネの料理を楽しみ、ミサに出かける人もいます。日系の人も多く住む国なので、クリスマスの過ごし方は、一番日本に近いかもしれません。
〇ロドリゴ・デ・フレイタス湖の「ブラデスコ・セグロス・クリスマスツリー」
【画像引用 rankingbox 世界一は必見!編集部が選ぶ一度は見てみたいクリスマスツリーBEST3】
〇シンガポール
シンガポールでは、12月25日は祝日です。様々な飲食店で、特別メニューの「クリスマス・ランチ」が用意されます。3つの建物の上にプールが乗っていることで有名なホテルのマリーナ・ベイ・サンズや隣接するガーデンズ・バイ・ザ・ベイでは、ホテル内にあるシッピングモールや植物園で、様々なクリスマスの飾り付けが楽しめます。多民族国家のシンガポールは、料理や飾り付けなどで、多くの人がクリスマスを楽しめるようにしているようです。
〇ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのイルミネーション
【画像引用 visit Singapore.com クリスマス・ワンダーランド】
クリスマスも国が変われば、過ごし方が変わります。それは、それぞれの国の人々が、長い年月をかけて積み重ねてきた伝統と習慣です。クリスマスの時期に海外へ行ったら、その国のクリスマスの過ごし方を尊重して過ごしたいと思います。
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