神戸ファッション美術館へ行きました

 

12月28日(土)に、神戸市の六甲アイランドにある神戸ファッション美術館へ行きました。

神戸ファッション美術館は、日本では初めてファッションをテーマにした公立の美術館です。障がい者手帳を見せれば、無料で展示を見ることが出来ます。

神戸ファッション美術館は、こじんまりした美術館なので、イベントや展示のテーマや内容に合わせて美術館で所蔵している作品を入れ替えています。展示には、様々なアート作品を展示した「特別展示」と神戸ファッション美術館所蔵の作品を活用した「コレクション展示」があります。

今回の特別展示は「アフタヌーンティーのよそほひ-英國紅茶物語」、コレクション展示は「淑女たちのイヴニング・ドレス」でした。

特別展示では、アフタヌーンティーの歴史や当時の食器や衣装などが展示されていました。

アフタヌーンティーはイギリスの習慣です。アフタヌーンティーの習慣は、ヴィクトリア時代の貴族の食生活から始まったそうです。当時の貴族は、朝食を多く摂り、昼食は少量、社交を兼ねた音楽界や観劇の後、午後8時頃に晩餐会という食生活を送っていました。そのため、空腹の時間がとても長かったのです。そこで、アンナ・マリア公爵夫人が午後3時頃から5時頃に軽食を摂る習慣を始め、その習慣が貴族の間で定着したことがアフタヌーンティーのはじまりといわれています。アンナ・マリア公爵夫人はキリンの「午後の紅茶」のラベルに描かれている女性です。

〇「午後の紅茶」のラベルに描かれたアンナ・マリア公爵夫人

【画像引用 マイナビニュース 『午後の紅茶』のパッケージの女性は誰? キリンの広報さんに聞いてみた】

 

アフタヌーンティーのカップやソーサーは、花などの模様が細かく描かれています。華やかさよりは、優雅さを重視した印象です。見た目を豪華絢爛にしない部分は、日本の陶器などと共通するものがあるようです。

【画像引用 美術手帖 神戸ファッション美術館 「アフタヌーンティーのよそほひ-英國紅茶物語」】

 

【画像引用 FASHION PRESS 「アフタヌーンティーのよそほひ―英國紅茶物語」神戸ファッション美術館で、茶器&ドレスなど約300点

当時の衣装も展示されていました。お芝居の舞台や映画に出てくるような衣装が展示されていました。現代では着る機会がないタイプの衣装ですが、現代から見ても当時の人々のセンスのよさが分かります。

 

【画像引用 美術手帖 神戸ファッション美術館 「アフタヌーンティーのよそほひ-英國紅茶物語」】

コレクション展では、様々なイブニング・ドレス(夜会服)が展示されていました。クリスチャン・ディオールを始め、有名なデザイナーが手がけたイブニング・ドレスが展示されていました。作品の多くが、第二次大戦前後のものです。大変な時代の中でも気品を持つことの大切さが伝わる作品ばかりでした。

【画像引用 神戸ファッション美術館 ホームページ コレクション展「淑女たちのイヴニング・ドレス」】

 

展示を見ているとサンドイッチが食べたくなったので、住吉駅前のお店でツナサンドとコーヒーを注文しました。

神戸ファッション美術館には初めて行きましたが、ファッションに関する様々なことが分かり、とても勉強になる施設でした。また、面白い展示があれば行ってみようと思います。

 

※今回の特別展及びコレクション展は1月19日(日)までです。

 

 

神戸ファッション美術館 ホームページ

神戸ファッション美術館 ホームページ 特別展「アフタヌーンティーのよそほひ-英國紅茶物語」

美術手帖 神戸ファッション美術館 「アフタヌーンティーのよそほひ-英國紅茶物語」

FASHION PRESS 「アフタヌーンティーのよそほひ―英國紅茶物語」神戸ファッション美術館で、茶器&ドレスなど約300点

マイナビニュース 『午後の紅茶』のパッケージの女性は誰? キリンの広報さんに聞いてみた

神戸ファッション美術館 ホームページ コレクション展「淑女たちのイヴニング・ドレス」

 

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local_offerevent_note 2020年1月8日