就労継続支援B型の実践~WEBショップ~

伸楽福祉会ジョブエルが運営する就労継続支援B型では、作業の一つとしてWEBショップの運営があります。

WEBショップの作業は、タブレットで行います。タブレットでの操作に対して少し抵抗感がある人もいるかもしれませんが、タブレット全体の操作をするわけではなく一つのアプリだけを使うため、時間をかけず使いこなせるようになります。スマホを日常的に操作している人は、なおスムーズに操作することができます。

 

◎作業の主な流れ

【出品】

商品の撮影→商品の調査(価格、メーカーなど)→商品情報の入力→出品

【発送】

商品の確認→梱包→発送→お客様への発送通知→販売ノート記録

1.作業の内容

【出品】

出品では、撮影と商品情報を入力していきます。撮影の際は、見栄えが良くなるよう、マネキンやおしゃれな絵柄がイラストされたバックシートを使用します。どのような写真を撮れば良いのか迷います。そのような時は、他の出品者の撮影方法を参考にします。商品情報も同様に、他の出品者がどのようなことをコメント欄に記載しているかを参考にします。販売する商品は、洋服、雑貨、本、CDなど毎回異なります。その為、商品の情報を、パソコンを使って調査します。商品によって状態(使用頻度、年数など)も異なりますので、できるだけ詳細な情報も調査します。販売する商品は、ご寄付の品物ばかりです。

【発送】

商品は倉庫に一括保管してあります。商品を取り出し、不具合がないか最終チェックをしてから梱包に移ります。梱包する箱のサイズによって送料が上下しますので、段ボールを商品に合わせて切り貼りすることもあります。「丁寧かつきれいに」を心掛けています。複数発送する際は、中身の入れ間違い、送付先の間違いがないよう、複数人で確認をしています。

2.作業のポイント

いきなり一連の作業を一人で行うのは難しいため、作業は分割して行います。同じ作業ばかりではなく交代で行いますので、最終的には一連の作業全てができるようになります。写真撮影はセンスに左右されることもあります。最初は本やCDといった単純な商品から始め、撮影に慣れてから洋服や雑貨へと移ります。他の人の作業を参考にすることが多々あり、ある意味で、見様見真似がとても重要です。

障害に関したことで言うと、出品から発送の作業では、考えて判断をすることがあります。その為、ある程度の判断力が求められます。しかし、商品のクリーニング作業、梱包と役割分担をすることで、作業に携わる障害の幅は広がります。

 

3.実際に経験してわかったこと

年間を通して売上を上げるとなると、かなりの商品数が必要となります。商品が増えると商品を置くスペースも必要となります。定期的に出品をすることで購入頻度も上がります。自分が出品した商品が売れるととても嬉しくなります。ネット上とは言え、人と人とのやりとりには変わりありません。丁寧に対応することで、お客様からの評価が上がります。メンバーさん同士や支援員を交えて相談をすることも多く、具体的な販売手法が理解できてくると面白い仕事です。

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local_offerevent_note 2020年7月10日