ゴールデンウィーク恒例、劇場版「名探偵コナン」

【画像引用 名探偵コナン ハロウィンの花嫁 ホームページ】

今年もこの時期が来た!というべきか、やっと来た!と言うべきかはすごく迷いますが…。アニメ「名探偵コナン」の劇場版が公開される季節です。

今回の劇場版は、10月31日前後の渋谷を主な舞台とした「ハロウィンの花嫁」です。ここ数年、劇場版はどちらかというと現実感があまりなく、スケールの大きいものが中心でしたが、今年は誰もが聞き覚えのあるキーワードをテーマにしたことに意外性を感じました。あらすじの主軸は正体不明の爆弾犯との対決です。内容は文句なしにおもしろかったです。毎年、劇場版の見所だった派手なアクションは少し抑え気味でしたが、その分キャラクター同士の関係性が深堀りされ、ラストへの伏線が丁寧に練られていました。また、事件とは別に現実でも起こりうる出来事も描かれており少し恐ろしく思う部分もありました。
ちなみに、どんな人たちが観に来ているのだろうと周囲の客席を渡してみたのですが、大半が20代から30代位の友人同士やカップルらしき人たちでした。マンガ、アニメ、劇場版と20年以上続いている作品なので、子供の頃は保護者同伴で観に来ていた人たちが年齢が上がるにつれて友人や恋人と観に来るようになったのだと思います。

最初に「この時期が来たというべきか、やっと来たと言うべきか迷う」と書いたのは公開するにあたって気がかりが2つあったからです。

ひとつは緊急事態宣言で映画館が休館になることでした。さすがに経済へのダメージを考慮してか、3年連続でゴールデンウィークの発令は回避できたようです。

もうひとつは、ロシアとウクライナを巡る国際情勢です。今回の作品はロシアを拠点に活動する組織が深く関わるため、ロシアの動向とそれに対する世論によっては公開の延期や中止もありえるのではと心配でした。SNSの普及でどの業界も世論にはかなり敏感になっています。それでも無事に公開されたということは、多くの人が「映画はあくまでフィクションであり、政治と娯楽は別」と考えているからだと思います。

映画館は連休の真ん中ということもあり多くの人がいました。下の写真を撮影した時は、ちょうどコナンを含めいくつかの上映が終わり、お客様を入れ替えるタイミングでした。つまり、一番人の出入りが多くなる時間帯です。約3年ぶりに連休らしい賑わいを取り戻し、マスク着用と列に並ぶとき距離をとること以外、コロナ前とほとんど変わらない光景でした。

心配もありましたがとにかく無事に公開され、映画館で観れたのは喜ばしいことです。来年は映画鑑賞を含めて、当たり前の日常が戻ってくれたらと思います。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁 ホームページ

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local_offerevent_note 2022年5月24日