つれづれ(8)

【画像引用 NEWSつくば】
今回は先日ふと思ったことについて書いてみたいと思います。
私は在住している市から、障害者のための交通機関の無料パスをもらっています。このパスは市営交通全般と、市内を通行している一部の私営交通で使えることができます。私はオフィスジョブエルに通うために、ほぼ毎日このパスを使っています。
バス降車の際には、運転手さんから挨拶をしてくることがよく見られ、またお客さん方からお礼をいうこともしばしば見られます。私もお礼を言った方が良いと思うのですが、こういうのがどうも苦手で、相槌を打つので精一杯です。
一方全く挨拶をしない運転手もいます。こういう態度を良く思わない人もいるようですが、私は運転をちゃんとやってくれれば十分だし、運転だけで精一杯だと思うので、そこまで求めるのは酷なように思えます。
しかしそういったケースとは、違うパターンがあることに気づきました。お客さんによって挨拶したりしなかったりすることです。しかも自分がしてもらえない側にたびたび該当していることに気が付きました。なんか気に障ることをしたかなあと思い、また単なる被害妄想かなとも思いました。
しかし私以外にもそういった扱い受けている人がいることに気づきました。どうやら障害者パスや、障害者手帳を提示しているに人に挨拶をしていないことに気が付きました。とはいうもののそんなことがあるのかなあ思い、知り合いの障害者の方にその話をすると「よくある話」とあっさり肯定されました。
もう30年ぐらい前に、市からもらったタクシーの初乗り料金のみ無料になる券を使って、2メーター分の料金を払ったところ、「こんなん短い距離で使われたたら困るわ」と言われました。私は最初何を言われているか判らず、発言の意味に気が付くとふつふつと怒りがこみ上げてきました。しかし急いでいたこともあって、料金を払ってタクシーを降りました。後にその分の料金は補填されず、運転手の自己負担になることを知りました。それを考えれば運転手の憤りも判らなくはないですが、それをこちらにぶつけてくるのはお門違いだと思いました。
こういうことが過去にもありましたが、もうそれは昔のことで、今はそんなことはないと思っていましたが、どうやらそうでもないようでした。
近年バスの運転手の過重労働が問題視されており、特に長距離バスの事故にはそういったことが大きな要素になっていることが語られています。市内交通のバスに関しても、以前のように車掌さんがいた時代と違って、かなり運転手の負担が大きくなっていることが否めません。しかしだからといってそれを障害者にぶつけるのはおかしいと思います。もちろんこういったことは、ごく一部の方で大半の運転手さんはとても優しい方ばかりで、車いすの乗降にも丁寧に対応してくれています。
最後に言っておきたいのは、この文章はそういった行いを責めるために書いたものではありません。運転手さんとお客さんが、共々に過ごしやすい社会をつくることが私の願いです。

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local_offerevent_note 2023年5月19日
  • スピノザ

    フィットボクシングでダイエットしてます