携帯電話が普及し、公衆電話を使う人はほとんど見かけなくなりました。筆者はテレホンカードを持っていて、携帯電話の充電がなくなったときや災害などで携帯電話が繋がりにくいときなどに公衆電話を利用しています。
筆者が公衆電話の必要性を感じたのは2018年に起きた大阪北部地震でした。筆者が在住している兵庫県内も地震に見舞われ、携帯電話が繋がりにくくなりました。通所している施設に連絡するために取った方法が公衆電話を利用することでした。この時筆者は、公衆電話なら使う人があまりいないので回線が混雑していないと考えました。
後で知ったのは、公衆電話は災害などで通信規制がされる際も、通信規制の対象外となり優先的に連絡が取れるということです。(参照 総務省)実際に東日本大震災が発生したときには、携帯電話が通じず、公衆電話に長蛇の列ができました。また、公衆電話は110番や119番、118番に無料で電話をかけることができます。
東日本大震災当日の新宿駅で携帯電話が繋がらず、公衆電話に並ぶ人々。
【画像引用 ヤフー画像】
家や学校、仕事場など身近な場所の周囲の公衆電話の場所を知らない人も多くいると思います。NTTのホームページでは、住所や施設名、郵便番号を入力すると周辺の公衆電話の設置場所を検索できます。
公衆電話の検索ページ
【画像引用 NTT西日本 ホームページ】
また、公衆電話は役所や大きな病院、駅などの公共施設やその周辺、大型のスーパーやショッピングモールに設置されていることが多いので、一度自分の日常生活でよく使う公共の場所やお店、その周辺を確認しみてはいかがでしょうか。
携帯電話などが普及し、姿を消しつつある公衆電話ですが、携帯電話が壊れた時や災害時には重要な連絡手段です。インフラが発達し災害の多い昨今だからこそ、公衆電話の存在を見直してみてはいかかでしょうか。