探求の回廊―GYALLERY―
ここは見るだけでなく匂いや音など五感で楽しむ空間です。中でもおもしろかったのが最新のデジタルアートを取り入れたコーナーで、液晶画面の前に立つとＡＩが着ている服の色や模様を読み取って、それに合わせた魚のキャラクターを造ってくれます。最初はAIが服の色や模様を正確に読み取れるものなのかと半信半疑でしたが、実際にやってみると本当に着ていた服の色や模様に合わせた魚のキャラクターがあらわれて「今のAIはこんなことまでできるのか！」とただ驚くばかりでした。「atoa」は新しい水族館の楽しみ方を前面に出していますが、それが一番よく分かる場所でした。
（この日は赤のセーターとブラウンの上着を着ていました）
空辺の庭―SKYSHORE―
4階の屋上テラスではカピバラたちがくつろぎ、近くでは子供たちがペンギンの群れにぬいぐるみを見せながら話しかけていて、なんともほほえましい光景でした。あとから気付くと、「探求の室－FOYER－」のカピバラはここの子たちで、３階とここが水槽で繋がっているのかな!?と思いました。
「atoa」の設定としては、「はじまりの洞窟―CAVE―」から光を追うと徐々に日の光が当たる場所に向かっていくイメージでしょうか。
筆者は4階まで休まず進んだので、ベンチスペースで外の空気を吸いながら一息つけたのがとてもよかったです。
「atoa」のラストはおみやげ売り場になっています。お菓子や文具、かわいいぬいぐるみなどがあって、見ているだけでも楽しかったです。
昼食は1階にある「ＴＯＯＴＨ ＴＯＯＴＨ」がプロデュースする「ＴＯＯＴＨ ＭＡＲＴ」というフードコートで食べました。フードコートといってもかなりオシャレで、ぱっと見は大きくて少し高級なレストランのように思えました。公式には「フードホール」というそうです。残念ながら筆者は、あまり食欲がなかったこともあり、リコッタチーズとスモークサーモンを食べました。あっさりしていてとても食べやすかったです。他の利用者さんはラーメンやパスタ、ハンバーグなどを食べていました。
はじめはどんな場所かと想像もつかなかった「神戸ポートミュージアム」ですが、良い意味で予想を裏切られました。時代の変化を改めて知った日でもありました。今回は人が多かったので、また機会があればゆっくり見て回りたいと思います。
