岩屋神社の十日戎に行きました

岩屋神社は西暦143年に政務天皇の命により創祀されたと伝えられています。伊邪那岐神が主祭神ですが、一般的には恵比寿神の方が有名です。恵比寿神は別名蛭子神とも言われ、七福神の中では唯一日本由来の神様です(異説もあります)。
元々は漁業の神様でしたが、海からもたらされるものには福が宿るという日本古来の信仰に伴い、次第に商業の神としての位置づけがされるようになりました。
筆者も実家が商売をしていたので、初詣より十日恵比寿の方が優先されていました。事務所内に小さな神棚が祭られており、新年に買い替える縁起物が飾られていました。

江戸時代には、代々の明石藩主が参拝しました。恵比寿・伊邪那岐神以外にも様々な神様が祀られており、本殿の他に小さなお社がいくつかありました。また、境内にある松の木は、紫式部が書いた「源氏物語」にも登場します。歴史から見ても、長い間、地元の人々に大切にされていた神社だということが分かります。

1月9日(木)に、この岩屋神社の十日戎のお祭りへ行きました。十日戎とは、商売繁盛を戎様に祈願するお祭りで、毎年1月の9日(宵戎)、10(本戎)日、11日(残り戎)の3日間行われます。関西では、新年の風物詩として知られています。
9日の朝に行きましたが、すでに屋台も開いており、多くの人が来ていました。奥の本殿の前では、巫女さんが1人1杯の生姜湯を無料で配布していました。日差しのある日でしたが、比較的寒い日だったので、生姜湯を飲むと体が温まりました。


十日戎以外にもおしゃたか船神事(7月)等の行事が行われます。

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local_offerevent_note 2020年1月17日
  • スピノザ

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